blue coffee

馬場俊英 blue coffee歌詞
1.11:32am~Tea or Coffee?


2.ブルー・コーヒー

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

時は16世紀 ここはイタリア ローマ
燃え上がるルネッサンスの胎動
情熱が石を砕き 情念がキャンバスを汚した

とある火曜日 21世紀の昼下がり
路地裏にある 時代屋の喫茶店
テーブルの上にあった 「近代ヨーロッパ美術展」のチラシ

ヘイ!マスター コーヒーをもう一杯 僕に
ミケランジェロをブラックで

ごらん 霧に煙る蒼い山脈
雑誌の広告の一枚の写真
こんな所に行けたらいいね 自転車で行けたらいいね

ヘイ!マスター コーヒーくれないか 僕に
ブルー・マウンテンバイクを一杯

あの娘がテニス部で僕がマンダリン部
琥珀色に焼けた肌 輝きはまるでモカ
そこに青春があって 香り立つ愛情があった

光陰は矢の如く 20年後のサンセット
この街のどこかに彼女がいるという
ここに人生があって 失くした未来がある

ヘイ!マスター コーヒーをもう一杯 彼女に
ヘイ!モカ! エースを狙え!

あまいミルク・コーヒー
苦いブラック・コーヒー
そして僕はいつでも、、、、
窓辺に椅子を置いて
タバコに火をつけて
ちょっとせつないブルー・コーヒー


3.明日天気になれ

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

真っ赤な夕焼けに 戯れるカラス
水たまりの中を 泳ぎ回るアメンボ
電柱に寄り添い空に 吠える野良犬
街灯に群がり 踊り出す ちっぽけな虫ケラ 虫ケラ

酒場に今夜も集う 男たち
スーパーマーケット タイムセールに群がる女たち
ゴミ捨て場に埋もれて 不貞腐れてるギター
それでも夜空を見上げ いちばん星に頬擦り 頬擦りをする

ところで 月は出ているか 君の窓に 君の夜に
今宵 ひとりぼっちの行進で街を行こう
それじゃ元気で あした天気になれ

駅前の自転車は みんな撤去された
ロータリーでふざけた車が浮かれている
ヒューヒュー! 少年少女は今夜もパーティー
汗ばんだ肌を拭うのは サラ金のティッシュペーパー ティッシュペーパー

あきらめたくないと 口にするけれど
ほんとうは夢なんて どうでもいいのかも知れない
まだ立ち止まるわけにいかないと走り回るが
路線バスも山手線も この街を出れなかった 結局出れなかった

それで 月は出ているか 君の窓に 君の夜に
今宵 ひとりぼっちの行進で街を行こう
それじゃ元気で あした天気になれ

君の信じるもの 大事にしていることは
君の毎日を支えてくれているか
涙に見合うだけの 幸せをくれてるか
冷たいガードレールに 野良猫がキスをした キスをした

幸せにするよ いつもそばに居るよ
いくつもの約束を ふたり交わしたね
ごめんな オレはほんとうに嘘つきだ
結局 何ひとつも 守れなかった 守らなかった

時に 月は出ているか 君の窓に 君の夜に
今宵 ひとりぼっちの行進で街を行け
それじゃ元気で あした天気になれ


4.真珠

作詞:金森佳朗・馬場俊英
作曲:金森佳朗・馬場俊英

深い闇に棲む 君を訪ねる
白い肌が今日も 哀しいじゃないか
心の底で膝を抱える君は
まるで海の底に眠る真珠のようさ

心は離れても 抱き合えば また
身体が感じるのは 哀しみじゃないか
心の底に石を投げてみるけど
胸にあてた耳は何も聞き取れない

ああ 小さな波はやがて 大きな渦に変わり
君は静かに身を任せて そして感じている
甘く 絶望を

激しい波に さらわれ君はもう居ない
あんなに僕の手を離すなと言ったのに

心の底で膝を抱える君は
まるで海の底に眠る真珠のようさ

激しい波に さらわれ君はもう居ない
あんなに僕の手を離すなと言ったのに


5.エンターテイナー

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

悲しみを売り物に 淋しさを見世物に
きらめくステージの上 残酷なショウのために
君はエンターテイナー 悲劇の主人公をしっかり努めるのさ

出来事をさりげなく お話をよどみなく
嵐の夜に真っ赤な舌を出していた
あらかじめ用意してた 快感に震える
自作自演のヒロインなのさ

Aメロは星の夜
Bメロは夜更けの雨
コーラスは風の中
大げさな恋の終わりのメロディー

傷口を見せ物に 涙を彼のために
アドリブの終わりの合図を確かめて
君はエンターテイナー エンディングのテーマに乗せ
さよならをショウのために

Aメロは月の窓
Bメロは夕陽に雲
コーラスは闇の中
深刻な恋の終わりのメロディー

なるべく哀しそうに 心が痛いほどに
できるだけ大きな拍手をして欲しい
恋人も喜ぶだろう 彼氏も報われるだろう
さあ 拍手をよろしく

悲しみを売り物に 淋しさを見世物に
きらめくステージの上 残酷なショウのために
僕はエンターテイナー 悲劇の主人公を
人生をショウのために

この歌を 悲しみの相棒 最愛のソングライターへ

僕の愛した 親愛なるエンターテイナーへ


6.愛のうたを歌いたい

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

ふたつでひとつの 夜を今夜過ごそう
何気ない夜を ふたりで過ごそう

君を愛する時 何の意味もなく
ただそばに居たい それが僕の願い

今 静かに天使達が降りて来て 僕らに
優しさの意味と 巡り合う奇蹟 ささやいてる

今夜 愛のうたを歌いたい 僕は愛のうたを歌いたい
胸の中の全てで君を呼ぶ そんな愛のうたを歌いたい oo-, baby

何がわかるかな 何が出来るかな
どんな毎日を 君と生きるかな

ただ どんな日も君がそばに居て欲しい
目覚めたら いつも君が居て そこに君が居て欲しい ずっと

今夜 愛のうたを歌いたい 僕は愛のうたを歌いたい
悲しい時 君が口ずさむ そんな愛のうたを歌いたい oo-, baby

今 天使達が この部屋に降りて来る
僕らに 優しさの意味と 生きる喜び伝えに来る

今夜 愛のうたを歌いたい 僕は愛のうたを歌いたい
胸の中の全てで君を呼ぶ そんな愛のうたを歌いたい

淋しい時 辛く悲しい時 君に愛のうたを歌いたい
胸の中の全てで君を呼ぶ 僕は愛のうたを歌いたい oo-, baby


7.ダディーズ・ソング

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

眠い目をこすって テレビの前で待ってたよ
あの 僕らのヒーロー 今もこの胸に

やさしくって いつもかっこつけてて
ちょっとシャイで 力持ちで 地味なユーモアで
僕らのハートをくすぐったっけ

ダスティン・ホフマン、デニス・ホッパー、
アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン
ウディ・アレン、ジーン・ハックマン、
ミセス・ロビンソン、ミッドナイト・カーボーイ
Ah- さあ 僕らも素敵な時代をつくろうよ

いつか大人になって スゴイ事ができるような
そんな気がしたんだ 僕だって

家族を守って 晩酌で酔っぱらった
オヤジのそばで おふくろも 兄貴も みんなで
王のホームランを待ってたんだ

ミスター・ジャイアンツ、王選手、ゴジラ松井、末次
柴田、高田、柳田、シピン、淡口
750ライダー、イージーライダー、竜雷太、三ツ矢サイダー
全員集合、8時ですよ、時間ですよ、ゴハンですよ
Ah- さあ 僕らも素敵な時代をつくろうよ

「等身大の僕ら」なんて 貧乏くさくて嫌だね!
お腹空いたって フラレたって 涙拭いて
もう一度 ヘイ! カッコつけて行こうぜ

マジンガーZ、人造人間、はじめ人間、デューク東郷
サンダーバード、1号2号、仮面ライダー、名犬ロンドン
スティーブン・ビショップ、郷ひろみ、ジュリー、ポール・サイモン
ビル・ロビンソン、ブルーザ・ブロディ、and more, and more.
Ah- 力合わせて 素敵な未来をつくろうよ

Ah- さあ 僕らも素敵な時代をつくろうよ


8.Bird

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

耳を澄ましても聞こえない 空を眺めても見つからない
夕闇が街を染める頃 心にそっとちいさな灯がともる
それは 君への想い ひとすじの keep in touch 確かな光

逢えない時こそ感じてる 見えない時こそ信じてる
心が今 君を探している 僕はその後を ただついて行く
夜に飛び発つ鳥のように 密やかに 君を呼んでる

月の光を肌に感じて 流星のように 小鳥のように
君の所まで迷わずに 心よ胸からまっすぐに 飛んで行け

手をとりあって暮らすことより 手を振って「また明日」と別れてた
なんだって互いに話すくらいなら 美しく誤解の日々を選んでた
だけど 君と出逢い 僕は変るんだね 夜が来るたび

この声が君に届くなら 僕の所まで迷わずに
Happy together, Unhappy together ずっと
ふたりで暮らして行かないか

月の光を肌に感じて 流星のように 小鳥のように
君の所まで迷わずに 心よ胸からまっすぐに


9.17:00pm~Conversation of milk and sugar.


10.午後の三時間

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

君はハーブ・ティー 僕はコーヒー
窓の外に つまらない景色
君が焼いた いびつなクッキー
ふたりで過ごす 午後の三時間

池のほとり 神社の小径
歩きながら つまらない会話
日曜の町まで散歩
ふたりだけの 午後の三時間

君は雑炊 僕は鍋焼き
バス通りの 汚いうどん屋
窓の横に ちいさな折り鶴
どこの誰が 折ったんだろう

誰がどんな願いを込めたんだろう
どんな祈りを込めたんだろう
いやいや ただ きっとただ 子供たちが遊んだだけさ

白い雲も 緑の屋根も
茜に染まった 夕暮れの町
手をつないだ 帰り道で
ふたりで過ごす 午後の三時間

あの日 どんな願いがあったんだろう
どんな祈りがあったんだろう
いやいや ただ きっとただ 子供たちが遊んだだけさ

そうさ ただ 子供たちが遊んだだけさ


11.時間

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

答えの出せない日々を 忘れたふりして
わざと置き去りにされた ふたりの時間

木漏れ陽のようにやさしく 時は流れた
だけど 君の生きる場所はここじゃないこと

僕は気付いていた 君は迷っていた
だけど ふたりは勇気が無くて 部屋の中で抱き合った

夜のとばり 君の寝息 時計の針が
止まったままで 錆びてしまう その前に
帰らなくちゃ 戻らなくちゃ 君はあの場所に
これ以上 もう奪えない 君の時間を

口に出したら壊れてしまうものばかり
わざと置き去りにされた 臆病な時間

気まぐれで贈った花に 君ははしゃいで
水に挿しながら流しで そっと泣いていた

君を失くせない 君を離したくない
同じ気持ち繰り返したまま 季節が通り過ぎて行く

君のそばで 君の横で 生きる夢を見た
ああ ただ君と居れるのなら それでいい
何日でも 毎日でも そばに居て欲しい
どうしても できないよ 君とさよなら

窓にすがりついた 雨の一粒が
自分の重さに耐え切れなくて 闇の中に落ちてゆく

夜のとばり 君の寝息 時計の針が
止まったままで 錆びてしまう その前に
進めなくちゃ 始めなくちゃ 僕らは時間を
本当の幸せはここには来ない

どうしても できないよ 君とさよなら

これ以上 もう奪えない

君の時間を


12.軽井沢

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

最後の言葉は言えないまま ふたり
かりそめに歩きはじめたけど
どこにも行けずに ここにも居れなくて ただ 夢の名残りの中

千切れた花びらにさえ 季節がまた巡り
果てしない眠りから覚めた サナギのように 羽根を広げている

トンボの坂道で 見上げた雲のような
面影が風に乗り 肩に止まるたび (Do you remember?)
何度も嬉しくて 言葉を探すけど
また空に消えてゆく そうだね 君はもういないんだね

もう一度 あの場所に戻っても またこの道を選ぶだろうか

夜空に輝く星も いつかは砕け散る
儚い命の終わりに 繭を破って 生まれ変われるのさ

レンゲの畦道を 舞い踊る蝶のような
木漏れ日に 人影が不意に見えるたび (Do you remember?)
何度も嬉しくて 近づいても 風が
吹き抜けて行くだけさ そうだね 君はもういないんだね

小さな町外れのポストから君に贈った言葉

トンボの坂道で 見上げた雲のような
面影が風に乗り 肩に止まるたび (Do you remember?)
何度も嬉しくて 言葉を探すけど
また空に消えてゆく そうだね 君はもういないんだね


13.しあわせになるために

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

新しい毎日を 選べずにいたけれど
静かに明けた空が 歩き出せと言ってる

一緒に行けないこと いつかわかって欲しい
何も無い場所だけど 僕はここを守っていくよ

悲しくて泣いたけど もう忘れてしまうよ
許せなかった出来事も みんな水に流そう

君のせいじゃないから 好きなようにやってよ
立ち止まらないで 君にはそれしか出来ないこと わかってるよ
気にしないでいいから 夢を叶えて欲しい
僕たちは みんなしあわせになるために 踊り続けるよ

君が元気じゃなくちゃ 悲しむ人がいるよ
君がそこにいなければ 道に迷う人がいるよ

もしもまた逢えるなら ただふたりで過ごそう
僕の髪を洗ってくれ あの頃のように

悲しくっていいんだよ 淋しくっていいんだよ
君と灯した明かりを ひとつ またひとつと消しながら
何でもない夜に いなくなっていいんだよ
星空を眺めながら 自分のことをちゃんとやるよ

幸せになって欲しい 夢を叶えていいんだよ
この声が届かなくても いつも がんばれって歌ってるよ
何でもない夜に いなくなっていいんだよ
僕たちが いつか しあわせになるために


14.ベランダで明日のワルツを踊りましょう

作詞:馬場俊英
作曲:馬場俊英

地上から 宇宙へとせり出した
ベランダで待ち合わせをしよう

月の影 星の海 辿り着けるでしょうか?

君のために夕べ書いたメロディ お気に召したなら

今宵 踊りましょう ふたりで明日のワルツを
夢を探しましょう さあ un deux trios…Let me fly

夢の跡 遠い空 何処にいるのでしょうか?

君にここが似合うとか似合わないとか 気にしないといいな

僕と踊りましょう ふたりで素敵なワルツを
夢を叶えましょう 君には僕がいるじゃないか
空にひとすじの光 さあun deux trios…Let me fly


15.6:54am~And then new morning came in the cup.